吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

この世にひとりぼっち。だれもあたしをすいてくれない。みんな意地悪だ。死んでしまいたい。

涙が流れる。とめようがない。涙はかん高い、せつないしゃくり声といつしょに、ただあふれてくる。道のはしにすわりこみ、思いきり、わあわあなけたら、どんなにいいだろう。細い道に入ってしばらくいくと、砂利道にでた。さらにあるくと、森の小屋に着く。この世にひとりぼっち。だれもあたしをすいてくれない。みんな意地悪だ。死んでしまいたい。


『夏にはきっと』トールモー・ハウゲン