吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

『マンガ漂流者(ドリフター)』第17回:マンガ家らしくないマンガ家・タナカカツキの仕事vol.2

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http://www.webdice.jp/dice/detail/1859/


第2回が公開されました。タナカカツキもちろん、90年代の青年誌創刊ブーム、叙情派、レトロ趣味、ちびまる子ちゃん、鈴木扇二、つげ義春サルまん内田春菊、モーニング、ナゴムレコード西原理恵子犬丸りんなどに興味がある人もよく知らないけど気になる人はぜひ!

よく90年代の「ガロ」がダメだダメだと知りも知らない人がぼやくのですが(過去のガロは良かったセットで)それはイメージとしての「ガロ」なわけで、その「ガロ」的イメージはなんだったのかというと90年代の流行の一つだっただけなんですよね。一般的にメインカルチャーサブカルチャー化したのが90年代という説がありますが、どうもそれだけではなさそうです。

ガロ的な作品が一つの流行として消費されたため、多くの亜流を生みまくり本筋が見えなくなったというのが理由かもしれません。そんな大量に出てきた亜流の中で、流行に乗せられて描いたわけでもなく、自主的にど真ん中をやっていたタナカカツキ面白すぎる!んです。これが90年代に出てきて「売れなかった」という事実が人々が欲していたのは「ガロ的」なるものであり、「ガロそのもの」ではなかったということなんだろうな。

とはいえ、これが「ガロ」ではなく「モーニング」に載っていたという事実!やまだ紫も80年代に「モーニング」で描いていたりで、90年代「ガロ」出身作家の講談社ステップアップ率は異常。そのあたりの話はブレインズでできればーと思っております。

さて、24日月曜日に迫りましたブレインズ。3000円で飲み会にいって散財するよりはよほど健全!終わった後の親睦会ではお酒も出るよ〜。飲み会目当ての参加もおすすめ!差し入れ歓迎!

詳しくは↓↓↓
http://brainz-jp.com/vol4_lecturer/yoshida/
http://head-phone.in/?pid=15370067