吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

個人サイトを運営する理由2

詳しくは前回の↓を辿って見てください。今回はこちらを受けての反応集を少しまとめます。
http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/20031117#1069078326

地味にコツコツやっている日記考察モノですが、ニュースサイトに取り上げてもらったこともあり、反応がありました。紹介だけのところがほとんどなのでそれらには特に触れないことにします。多分、コンプリートでガンバルと漏れが増えて管理しきれなくなる畏れがあるので、私が気が付いた範囲で紹介させていただきます。
もし、漏れている部分で興味深いなあーと思える記述がありましたらメールしていただけると、大変、ありがたいです。

圏外からのひとこと
http://amrita.s14.xrea.com/d/

「自分がなぜ日記を書くのか。これに対する答えは「自分のインプットとアウトプットのバランスをとるため」。」
これは、まさに私が日記を書く動機です。 こういうことに気をつけてないと、どこか歪みが出てくると思います。 一方で、なんでネットに良質な情報が出てくるのかということを説明する原理にもつながるような気もします。 (中略)良質な情報を出力できる人は無意識に大量の情報を集めているので、 ある程度、外に吐き出していかないとバランスが取れないのではないか。 つまり、ネットにいいものがタダでたくさん転がっているのは、バランス理論から言って必然なのである、 ということが言えるような気がしてきました。

自分で情報を発信していくと同好の者が注目してくれる可能性が高いので、その分、良質な情報が集まりやすくなります。私が経験した感じだと闇雲にネットで捜索するよりも自分に興味を持ってくれた人のサイトの方がオモシロイ場合が高いので、サイトに書く内容は自分が興味のあることのみを書くようにした方が結果的にはいいように思います。インプットをするためのアウトプット、アウトプットするためのインプット。なんだかスポンジのようだと思うのです。

Web Cooking
私が名前を間違ってしまって大変、ご迷惑をかけてしまった、Web Cookingさんが、非常に批判的に書きつつも、私の考えとかなり似ているテキストを書かれていらっしゃったので紹介したいと思います。毎度のことながら引用させていただいてますが、内容に興味を持たれた方は、是非、読みに行ってください。読み応えあります。
http://www3.tokai.or.jp/webcooking/page/diary2003/DB200311.htm
「何故と言う言葉の危険性」11/19記 より

単純にタイトルを読んだ時点で「質問の仕方が悪い」と思った。コレはつまり「何故、山に登るのですか?」って質問された登山家マロリーが言った「そこに山があるから」と言う結論に僕の場合はどうしても至ってしまう。

私が「何故?」とおおまかに問いかけたのには理由があって、ここで次の質問に答えてください、とやるとどうしても答えが決まってくる可能性があるし、私の質問に誘導されるかたちでの答えが知りたいわけでなく、読んでいる不特定多数の方が「あ、それなら少し考えたことがる」と思いついてくれたり、「私はこう思う」と自発的に書き出してくれることを期待したからである。そして、どうして私はそれらの言葉を引用し、羅列したのかと言うと結局、これには答えはないということを指し示したかったから。人によって考え方が違う、ということが羅列することによって如実にわかるのではないか、と考えたからである。そして、それを受け入れることができるのか、どうか、私自身への問いかけでもあった。なので、「何故、」のあとは実はなんだって良かったりする。
私事で申し訳ないが、私は音楽をやっている。その時、やはりこの「何故、そんな音楽やってるの?」と言う質問を何人にも問いかけ続けてきた。私自身、何故、と言われれば答えは一つしかない。「自分の聴きたい音がどこにもないから、自分でやるしかない」となる。まず、存在ありき、でやりたい方向性があった上で音を出している。まかりなりにも金をもらっているのだから、当然であるし、プロなら当たり前の話である。儲かってないけど…。まあ、それはいい。突っ込まないでくれ。音楽のことはここでは書きたくないのだが、自分にとって身近なの書きました。
話がそれたので戻しますが、一方、ウェブの場合はどうなんだろう?と思った。誰かと仲良くなりたいわけでもなく、お金が儲かるわけでもなく、ただ、時間を浪費しているだけかもしれないものに力をそそぐというのはどういう理由があるのだろうか?目的がはじめからあるサイトはたくさんある。そして、それには説得力のある理由があって、それがサイトを運営し継続する原動力になっている、ということ。
私はそれが知りたいわけではなかった。ただ、なんとなく続けている人の気持ちが知りたかった。それは私に理解できないことであったからである。要するに無自覚なままサイトをはじめている人の心理というのに興味があったからだ。引き続き、Web Cookingから引用させてもらいます。

色んなサイトの管理人様がこの問いに答え、目的を手段へ変えている。どれもこれも歯切れの悪い回答であり、質問者も本当に知りたかった事を何も得ていない様な気がしたし、回答者であるサイト管理人様もその答えに明確な自信を持って答えられていないような感じである。実際に自分の気持ちを三分の一も伝えられていない人がいると思う。

正直、あの解答の量から傾向がつかめるわけがないので、これから先は想像で書くことになります。ご容赦ください。
「答えがないという答え」を出したかったというのが私の質問した理由なんですよ。って、なんか言葉遊びになってきたー!!!!うまくまとめられない!!!こういう時に自分のバカさ加減が身に染みる〜!!!でも、書くけど。そして、先に書いた文章と重複してるけど、気にしまい。


たった一人の意見で「こうである!」と言い切ることは絶対、できないわけで、私はまた、それを押しつけることはできないのです。洗脳したいと思ってやっているわけでもないし、自分の意見が正しいとかいう考えをもっているわけでもない。それこそ神にでもなった気分になりたいわけではないのですから。私はそれぞれが信じているその「理由」をただ、知りたかった。それがまだ、答えになっていない言葉でもいいんだと思った。人の考えは変わっていくわけだし、特にネットにある文章のほとんどが無自覚なまま書かれている事が多いのだろうと推測しているから。しかし、無自覚なまま書いている人は一体、何を感じて何に折り合いをつけて、時間を割いてまで言葉を連ねるのか。わからないので、気になった。考えていないのならこの機会にちょっと立ち止まって考えてみるのも悪くはない。現時点で、その人がそうだと感じている、そのままが知りたかったので、答えが明確である必要はない。むしろその不明瞭な答えこそが真実であるのではないかと思ったからです。

突き詰めていくと、「何故」という問いは答えがないのだというのがわかります。それでも、人はそれぞれ、理由をつけて何か作ったり、考えたり、興味を持ったりしてしまうのです。私はそれがどうしようもなく、愛おしい感情であると感じ、それぞれが誰かに影響されるでもなく、自分自身の考えを持って、自分の気持ちをまっとうしていくのは、すごくいいなあと思うのです。その気持や答えそのものには意味はないけれど、探し出していく過程にこそ、意味があると思うのです。
そんな私はWebCookingさんが最後に書かれた答えに静かに感動したのでした。
もちろんこれもすべて私個人の感覚でしかないわけですが、私はこの自分の身に起きた感動や感覚しか信じられないのです。

最後に恒例の今の気持にピッタリな言葉の引用で締めくくります。

みんながおなじだったらたのしくないじゃないですか。みんなひとりひとりが変わっていて、しかも、その根っこのところでわかりあえるというのが豊かであると思います。
万能川柳傑作1000句/仲畑貴志・編より

【お詫び】

なんで読んだかと言えば、このはてなダイアリーにリンクされていてリファーで辿って行ったから。どうやら僕とちせの11月17日の「個人サイトを運営する意味」の掛け合いが一読の価値有りとの事だが、サイト名が超電導思考回路になっていて、本当に読んだのって首を傾げてしまいました。

メールで返事もさせていただいたのですが、ホントに読んでますよ!コピペして修正しま違えました。単純なケアレスミスです。本当に申し訳けありません。

あと、ちなみに私もWeb Cookingさんはリファで知りました。日記じゃなくて「人は何故日記を書きたがるのか」をニュースの方で取り上げてくださっていたので。ですから、以前、取り上げた内容はあんまり関係がなかったんだと思うのですが、内容的に私が興味を惹かれたので紹介させていただきました。と、いくら書いても名前を間違った時点で説得力ないですが…。

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Web Cookingさん、超電導思考回路さんお二方、あとご覧になった方にご迷惑をおかけして申し訳けありませんでした。
特に今回は引用が多かったので気をつけていたのですが、うっかりした人間なのでこういう事務的作業が追いつきません…。何かありましたらどんどんツッコンで下さい。間違うのは良くない。全面的にどう考えても私が悪いのでどうぞお罵りください。申し訳けないです…。
でも、絶対間違わない自信もないですが、間違えがあったときにはできる限り早く、対応するように今後も気をつけていきますのでどうか、よろしくお願いします。