吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

香取慎吾の忍者ハットリくんに違和感

http://www.nin-nin.com/
雑誌の表紙にズラズラズラ〜とカトリのハットリが勢ぞろいするコンビニ。そもそもこの映画自体にも香取慎吾自体にも興味がないのだが、なんかへんなキモチになるなあと思ったらそれは香取慎吾の表情によるものだと気がついた。忍者ハットリ君といえばアニメの主題歌で完璧にその容姿を表現しきったことで有名なくらい容姿に特徴のある忍者だ。

山を越え 谷を越え ぼくらの町へ やってきた ハットリ君が やってきた どんぐりまなこに へのじぐち くるくる ほっぺに 覆面姿 目にも止まらぬ 早業で 投げる 手裏剣 ストライク ござる ござるよ ハットリ君は 愉快な 味方 忍者でござる 忍者でござる(うろ覚え)

という按配である。山や谷を越え遠路はるばるぼくらの町へやってきた忍者の名前はハットリくんといい、どんぐりまなこにへのじ口、ほっぺにはくるくるとした文様があり、覆面姿。目にもとまらぬ早業で手裏剣を投げるくらいだからなかなかの手繰だろう。ござるござるが口癖の愉快なやつ。僕の味方になってくれた忍者でござる。といういうことをみごとに表現しきっているといえよう。そんなハットリくんの容姿や設定に似せて作ったわけだから香取慎吾ハットリくんの姿は見たところわりとハットリ君を意識してる気がする。気がするってハットリ君なんだからあたりまえなのだが。だが、いくら香取慎吾ハットリくんのコスプレをしようがハットリ君とは似て非なる者であると気が付いてしまった。それは何故か。
答えはわかった。表情なのだ。ハットリくんといえばあの無表情さだ。たしか、忍者たるもの簡単に相手に心を読まれてはならない的な理由によってポーカーフェイスを貫いていたはず。そんなハットリくんがおねしょをしたときや伊賀の里からきた忍者ハットリくんにお熱な許婚(たしか)がハットリくんにせまったときに時折見せる困り顔に魅力があったアニメのハットリ君だがこと実写のハットリくんはどの雑誌でも満面の笑み。香取スマイルともてはやされたあの表情。まったくの対極の感情表現であるではないか。「喜」と「無」。
・・・しかし、今書いていて思ったがあの香取スマイルとハットリくんの能面のような顔というのは同じ気がしてきた。敵にはけっして、本心は見せないということだろうか・・・。
ところでジャニーズといえばインターネットでタレントらの写真を載せないことで有名な事務所だ。はてさてこのハットリ君の公式サイトでもまったく一切主人公の写真が使われていないというこの現状。このインターネット時代にまっこうから抗うようなこの戦略!!!吉と出るか凶と出るかそれはあなたの目で確かめてください。
追記>ココも写真なしだね
伊賀忍者