吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

ミヨリの森/小田ひで次

父と母の離婚が原因で田舎の父方の祖父母の家に預けられることになった少女ミヨリ。彼女が森で出会ったのは精霊だった。はじめは精霊や祖父母に対して違和感をもっていた彼女だが次第にうちとけ、自分中心の考えから他人を思いやるようになって、成長していく話。身勝手な母親にかけられた「血縁」の呪いは解け、自らの意志で人生を歩み出す親離れの話でもある。少女の微妙な心の機微など丁寧に描かれている。しかし、この話、どう考えても7巻は続くイキオイなのに一巻ですぱっと終わってしまった。続きがもっと読みたいと思いました。→amazon
関連:小田ひで次公認ホームページ