吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

感想メモ

読む男 #50
http://www.neats.org/

それでもこの本が嫌いな人は、最初に書いたように、年代史が読みたかった(たぶん若い)読者と、「(いんたーねっととかでわだいの)オタクとサブカル最終決戦の巻」が読みたかった忙しい現代人な読者であって、ようするにここに書かれているような問題を、世代はともかく、我が事として捉えられないような人なんじゃない?

ニーツオルグ・さやわかさんの感想。自分が感じたオモシロさにほとんど近い感想なのでクリップ。日が経るにつれて読み応えのある感想が上がってきてそれを読むのが楽しみだー。立派な大人になったかどうかはまったく自信がありませんが…。
ふと思うと前哨戦で盛り上がっていた人たちは本を買って読んだのだろうか…。それとも目下、どこかでオタクVSサブカル本を企画しているのかもしれない。不満は創造の母ですからね☆

それとちょっと関連するけど、レイコさん2005-08-20 - bdfd DX

なぜ私がこういう文章を書こうと思ったかというと、最近モテ非モテ関係の話がネットで盛り上がっているけれども、女性の意見というのがとても少ない。女性不在のまま、「女はオタクが嫌いだ!女は顔で男を判断する!」と決めつけて悲観してる男性が多い気がしたので、「そんな事ないってば」って言ってあげたかった。女にも非モテはいるんだから、仲良くしようよとも言いたかった。でもそれこそが、一番やっちゃいけない事だったんですね…。

どうも非モテ/モテというワードには魔物が潜んでいるようで、脊髄反射的に感情を逆なでしやすいデリケートな問題らしいというのがわかって面白かった。
あと女性の意見が少なすぎるという指摘は私も感じる。発端になって意識したのはユリイカのデミ先生の論考からだけど、今、意識してそういった女性視点の文章が読みたいと感じたし、非モテ/モテ論(んなものがあるのかどうか謎ですが)を考える時にも参考になるんじゃないかなー。ジェンダーギャップオモシレエエエエ!なんでこんなにわかりあえない私たち。アダムとイブ時代から脈々と続く論争が今!
まあ、わかろうとしなければわかりあえるわけないのですが、わからない「でも、」と時間をかけれる、わからない、だからだ、「ダメだ」と無許容になるかだと思うんだけど、どうでしょうか。
私は

http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/20050607/1118070780
『今まで議論でまけたことがない』とか、『どんな相手でも論破できる』とか自慢げに話している奴を見ると、馬鹿じゃないかって思うんだよね」
「どうしてだ」
「相手を言い負かして幸せになるのは、自分だけだってことに気づいてないんだよ」(魔王/伊坂幸太郎

という自己愛が発端になってはじまる議論や、誰か自分より下を見つけて優位にたってキモチヨクなるのは悪趣味だと感じるなー。まあ、どっちも愛が発端ということには違いないんだけどね。ママン!この世は愛で満ち溢れてますよ!
私のライフワークの女子心理研究でわかったことですが、「どれだけ自分に時間や手間をかけてくれるか」ということにマイッチャウ女子もいるわけで、そういう趣向の女子は顔とか趣味とかで人を侮蔑したり差別したりはしないわけですよ。学校だとか地元地域のいわゆるスクールカーストの呪縛なんか自ら打ち破って広い世界へ出なされー。きみの世界は思ったよりも広い。自分の憎んだルールに自分が囚われてどうするんですか。
そういう女子と男子がマッチングしてボーイミーツガールで恋が生まれるわけですよ。自分の狭い価値観で世界を見るともったいないから。知る前から世界(相手)に絶望しなくったって大丈夫さ。

傷つくことを恐れていちゃだめよ〜

と、クリィーミーマミも歌ってます。

小学生くらいの男の子と女の子
男の子同士の遊びは楽しそうだ
割って入ってくる 女の子はふてくされ
こんな世界はつまらないと ひとりで遊ぶ

小学生くらいの男の子
世界のどこまでも飛んでゆけよ
ロックンローラーになれよ
欲望を止めるなよ
コンクリートなんかかち割ってしまえよ
かち割ってしまえよ

と、くるりも歌っています。

ただじっとみつめていよう
愛されていることがわかるだろう

と、ふちがみとふなとも歌っています。