吉田アミの日日ノ日キ

吉田アミが書きました。

うるさい

 けたたましくベルが鳴る。夜中のアパートで。
 今時、古くさいんじゃねーのか、その目覚まし時計!なヒステリックな神経を逆撫でする音である。
 しかも、これ、今日の昼にも鳴っていたのだ。 朝と昼の区別もつかないのだろうか?だとすればそれはかなり古い目覚ましですね。それとも大中あたりで買った中国製ですか? って、上の人の住人の事のもんくを書いても仕方ないか。看護婦らしいその人は昼夜かまわず自分の時間で生活していて、夜中でも平気で洗濯機をぐるんぐるん回すのでとても迷惑だ。杏林が近いからそこの看護婦であろう。このアパートは看護婦が多くて困る。って看護婦だってちゃんとしてる人もいるだろうけどさ。でも、一部の看護婦、イカンぞ。前に住んでた住人もまるで同じタイプだったし。幾らなんでも夜中の目覚ましのベルが1時間も続いたり、夜中の1時に洗濯するのはどうかと思うぞ。
だけど、このアパート、左右の壁はそこそこ厚いのに上下の壁は薄くはないか?どうしてこんなにきこえてしまうんだろう。シブイ音楽がかき消されるくらいの騒音だ。ってそれなら仕方がないのか。諦めてメルツバウでもかけようかな・・・。
 一週間ほど前の話。
 金がないとか仕事がないとかいうメールを人に打ったり、ホームページで自虐的な事を書き綴ってた所為か、哀れに思った横川さんがライブに招待してくださった。
 場所はマンツーである。
 交通費さえかからない。
で、その日はいいことが立て続けで、隣の古本屋に長年(ってほどでもないが)探し続けていた新井英樹の「愛しのアイリーン」第6巻を発見し、狂喜乱舞の足どりで見たライブだった。
暖房の温度設定がバカに高くてやたらと眠く、音ものんびりして心地よかったから、いつの間にか南の島に来たような感じがしてきて、ハンモックでお昼寝状態であった。こうゆう楽しみもとても良い。
 その時に、横川さんが使っていた新型のエフェクタがなんかボタンがぴかぴか光ったりいろんな事がかなりリアルタイムで便利に出来る感じのやつだったのでものすごく気になった。それで、横川さんにメールでそこはかとなく訊ねたら、教えてくだすった。
 それは、
 >KORGのKAOS PAD、3万しません。
との事。うーむやまのがっきあたりで物色してみようっと。でも、今、金ないんだよね〜。それにエフェクタって買ってもあんま使わないんだよな、これが。遊び用になっちゃってさ。だけど、欲しいなあ。誰かくれないかなあ。くれないって。
ああ、まだ、鳴ってる。ベル。
これは忠告すべきなのだろうか。明日も同じ調子だったら言った方がいいかなあ。
1時間続くんだ。この音がさ。